桜の陰に協働の形 | 髙橋秀一 | 今日どう?通信

桜の便りがあちこちから聞こえてくる季節になりました。
日本三大夜桜で有名な上越市の高田公園(高田城百万人観桜会)では、昨日開花宣言がされたそうです。

その桜の開花宣言は、いったい誰が宣言するのかご存知ですか?
気象庁かな・・・と思われる方も多いはず。
市民グループが調査木を見て「開花宣言」をするところもあります。

東京都内の桜の名所である上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)では、平成18年より江戸期以来の名所としての桜を保全しようと地域が中心となり、協働で「上野桜守の会」を発足し、「上野の桜を育てよう!守ろう!学ぼう!応援しよう!」をスローガンに活動を行っているそうです。
このように、私たちが何気なく訪れている公園は、行政だけでなく地域の人の手で維持管理している場所も多くあります。

大切なことは分かったけど、自分には出来ない・・・というあなた。
そういった市民団体に所属しなくても私たちに出来ることはあります!

たとえばゴミを持ち帰ること。
ゴミが公園内になければ、ゴミ拾いをする時間が少なくなり、負担も少なくなります。
私たちに出来ることは、「捨てる場所を公園だったものを、自宅のゴミ箱に替える」だけです。
どうですか?できますよね!

心待ちしていた春を告げてくれる桜。
人との出会いや別れの思い出のつまった桜。
満開の桜の陰には、いろいろな人の思いや行動という手が加えられているんですね。

 文・NPO法人市民協働ネットワーク長岡 事務局 髙橋秀一

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「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。 感想など、お気軽にコメントなどでお寄せ下さい。

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