見守り合える関係を目指して | 伊佐恵理 | 今日どう?通信

4月より育児休業を終え仕事復帰したのですが、その間に40世帯以上入っている賃貸集合住宅から、30年ほど前に新興住宅地だった地域へ引越しをしました。

先日、引越し後初となる町内行事に夫と息子が参加しました。
クリーン作戦(公園の雑草抜きと側溝の泥上げ)だったのですが、案内文では自由参加制。
朝早くからの作業のため夫は「行かなくてもよいのでは…」といったスタンスでしたが、子どもたちとよく遊びに行く町内の公園なので「参加した方が気持ちよく遊べるよ〜」と背中を押しました。(私は下の子とお留守番係を拝命w)

太田理事の過去の記事にもありましたが、世間では町内活動を厄介な活動と思っている人もちらほらいらっしゃるのも現実。

しかし、帰ってきた二人の顔を見て、私は参加を促して良かったと思いました。


袋に抜いた雑草の花をたくさん詰め、誇らしそうに持って帰ってきた息子と、息子と一緒に参加したことで地域のマダムとの会話も弾んだと、なんだか楽し気な夫。雑草だったお花も花瓶に挿すと癒し効果をもたらし、我が家に彩も与えてくれました。

わが家は共働きで近くに両親(子どもたちの祖父母)もいないため、いずれ小学生になれば自分の足で登下校し、町内の公園など親の目がない環境で過ごす時間が多くなると思います。
そんなとき、地域の方々に顔を覚えてもらい、見守ってもらえる関係ができたらいいなと密かに思っています。まさに今回の地域活動デビューがその第一歩になったのではと感じています。


確かにゴミ当番や順番で回ってくる班長、子ども会役員などは、賃貸集合住宅にはなかったお役目が多く大変だと思うこともあるかもしれませんが、みんなで同じ地域に住むための大事な役割だと思い、楽しみながら地域と関わって行けたらと思います。

きっとどんな地域活動も市民活動も何かしらの『楽しい』がないと活動が続かないように、「煩わしい」よりも「楽しいよね!」と感じてもらえるよう、家族をゆるゆる巻き込みつつ、自分たちなりの楽しさを見出して、見守り合える関係を築いていけたらと思います!

文・NPO法人市民協働ネットワーク長岡 事務局 伊佐 恵理

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「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。
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