克服ではなく受け入れる | 栗林渓 | 今日どう?通信

2024年3月15日(金)「実は私人見知りなんです。のも~れ!」を開催しました。

 私はなかなかの人見知りで、交流会というと積極的に参加しなければ!と意気込んではすぐ疲れ果て、トイレに駆け込んだり、参加者ではなく会場の植物に話しかけたり。結果楽しめずに、一人反省会を繰り広げるというのがいつものパターン。

私のような人でも気負わず参加できて、気軽につながりを作れる交流会があると良いな〜という想いから、今回ののも〜れを企画しました。(正直に言うと自分のために!という気持ちが強かったように思います…)

 当日は、イベント告知をするなり「一体どこが人見知りなのか?」「人見知りじゃないだろ!」と各所から声が挙がるほど人見知りには思えない、ゲストお二人をお迎えし「人見知り」をテーマにお話いただきました。幼少期から現在に至るまでのエピソードを伺うなかで、お二人が共通して「人見知りを克服したのではなく受け入れた」と話していたことが印象的でした。

「人見知りは特性の一部で、克服しようとするものではない。結果的には乗り越えたように見えるかもしれないが、自分自身を理解して受け入れたことによって今の自分がある。」「過去の自分を大丈夫だよと抱きしめてあげたい。」と。

自分らしく生きるためのヒントをもらえたような気がしました。

受け入れられるタイミングは人それぞれ。経験や環境によっても変わってくると思いますが、重要なのは自分のペースで受け入れていくこと。

今回ご参加くださった皆さんのように、私達の近くには同じ気持ちや悩みをもつ同志がたくさんいます。共感し合える人が周りにいると、一人じゃないという安心感が日々の生活を少し軽やかにしてくれるような気がします。

自分のペースで受け入れて、自分らしく生きていきたいですね。

文・NPO法人市民協働ネットワーク長岡 事務局 栗林 渓

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「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。
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