『こどもを真ん中においた』地域活動 | 太田道子 | 今日どう?通信

こども家庭庁が設置されましたね!こども家庭庁の基本姿勢は

1,こどもの視点、子育て当事者の視点
こどもや若者の意見を年齢や発達の程度に応じて政策に反映。子育て当事者の意見を政策に反映。
2,地方自治体との連携強化
現場のニーズを踏まえた先進的な取組を横展開し、必要に応じ制度化。人事交流の推進。定期的な協議の場の設置。
3,NPOをはじめとする市民社会との積極的な対話・連携・協働
NPO等の様々な民間団体や、民生・児童委員、青少年相 談員、保護司等とのネットワークの強化。民間人の積極登用

だそうです。
これからどんな風になっていくのか?ちょっと楽しみですね!

-ここで地域の身近なこども会の話-
私が引っ越した先の地域でも、こども会があります。
主な活動は、町内のクリーン作戦やお楽しみ会、お祭りのお手伝いなどです。コロナ禍だったので、お祭りや地域との交流はあまりなかったのですが、町内クリーン作戦は地域の草刈り活動と一緒に行われるため、たくさんの地域の人達に見守られながら活動をしています。

この日が唯一こども達と町内の人達が一堂に集まる、私にとってはドキドキもありワクワクもある日なんです。そして、何より地域や親子の顔が繋がる日。

引越しして、町内の人達が全然わからない中での生活よりも顔が見える関係作りはとても大切だと感じています。だからこそ、移住者にとって、地域活動やこども会も本当にありがたい活動だと思っていたのですが、世間的には「厄介活動」と思っている人もちらほら。。。

参加者が少ない、こどもが少ない、親が忙しいなどの理由からこども会がどんどん減っているみたいなんです!
特にコロナで活動ができなくなった事をきっかけに、こども会を廃止してしまうところが多くなり、先日「え!まだこども会あるの?」とママ友に言われました!

世の中的には、こども家庭庁が出来てこどもを真ん中の政策と言ってますが、お金だけの政策だけでなく、たくさんの人とかかわる政策もどんどん進んでほしいと感じていたからこそ、こども会がどんどん減っていることに寂しさを感じました。

こどもにとって、小さい頃から隣近所の沢山の大人とかかわりをもつ事、沢山の考え方がある事を知る事って本当に大事だし、コミュニケーション能力にもつながります。
こどものためにも自分のためにも、地域の人達とちょうど良い距離感を保ちながら、かかわりを作っていくのに『こども会』はとても有効な会だと思っています。

時代の流れの中で、効率化が進みいろいろなかかわりが減ってきておりますが、人とのかかわりがあってこそ“心の豊かさ“が育まれると感じます。
これからも、こどものおかげでつながる事が出来る事に感謝しながら地域活動を楽しんで行きたいと思ってます!
そして、こども達を楽しく地域みんなで育てていける環境が増えていくことを願っています。

文・NPO法人市民協働ネットワーク長岡 理事 太田道子

◆―――――――――― ◆
「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。
感想など、お気軽にコメントなどでお寄せ下さい。