最近ビジネスの関係で、パーパス(purpose)という言葉をよく耳にします。
パンパースなら昔は大変お世話になってましたから馴染みが深いのですけど。
「パーパス(Purpose)」という言葉は、一般に「目的、意図」と訳される言葉です。
近年では意味が転じて、企業や組織、個人が何のために存在するのかという「存在意義」を示す言葉として使われるようになりました。
近年、企業は社会に対する責任を問われるようになっています。
投資家や金融機関、取引先や顧客はもちろんのこと、地域社会や就職を迎える学生や従業員の支持を獲得するには「この企業がなぜ社会に存在するのか」「どのように人々や社会に役立っているのか」という存在意義が明確であることが欠かせません。
そういった理由で、企業の存在意義を重要視する経営が、昨今のトレンドとなりつつあります。
このパーパスと言う言葉、個人的には好きではなく「存在意義」でいいではないかと思うのですが、それはさておき。
市民活動団体はじめ、様々な組織においても「存在意義は何か」という発想、言い換えれば、存在意義を明文化して共有しておくことは必要だと思っています。
はっきりさせておくことで会員の参加意識も高まり、新たな会員が入ったり、外部からの支援も受けやすくなると思います。
また、時代というか外部環境の変化に応じて、それを変化させてゆくことも必要だと思います。
例えば、そろばん。
昔は「読み書きそろばん」と言われたように、昔は小学校での授業にあったような気がしますが、今でもあるのでしょうか。
あるそろばん教室のホームページには以下のようなうたい文句がありました。
メリット:01 集中力・計算力が身につき、試験に強くなる
メリット:02 ゲーム感覚の内容を取り入れ、飽きない工夫
メリット:03 あいさつや返事をしっかり。「心の教育」も
文 市民協働ネットワーク長岡 代表理事 山岸豊後
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「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。
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