ながおかDATAFILE④学童保育(児童クラブ) | 阿部巧 | 今日どう?通信

 

子ども子育て支援関連法により、来年2015年度より、子育てに関する様々な制度が変わります。その中で、ここでは学童保育に注目をしたいと思います。

グラフは、1993年からつまりここ20年での学童保育の実施状況(全国学童保育連絡協議会より)です。学童保育所の数、利用している児童数ともに3倍以上になっています。来年度から関連法の一つ児童福祉法が改正され、学童保育の対象年齢が、現在の「おおむね10歳未満」から「小学生」に拡大されるということです。

働く女性が増えたこと、さらに働く女性を増やそうという現政府の方針により、子ども達を放課後見てくれるところを増やそう流れが見えます。いまこの事に対して、働く親の立場、子ども達の立場様々な立場から賛否様々な議論が行われています。外国では、親の就労支援という位置づけは一つに機能でしかなく、子どもの成長にとってプラスになるという理由で学童保育を利用する人も多いそうです。

私自身、小学生の時には、部活に入るまでは、近所の神社の脇にある施設で放課後を過ごした記憶があります。そこでは学校では会わない地域の人たちと遊んだ記憶もあります。また学校のグランドで遊んでいる時には、今も鮮明に覚えていますが、私たちから「スポーツおじさん」と呼ばれる、謎のおじさんが何処かから現れ、一緒に野球をしました。

行政による仕組みがどうなっていくかわかりません。しかし子どもが学童保育で過ごすにしろ、家・家庭で過ごすにしろ、地域の人たちと子どもが様々な意味での接点を持つことは、避けられないですし、互いに楽しむべきことだと思います。その事が、子どもの事に限らず地域力を高めていくことにつながるのではないかと感じます。

文・NPO法人市民協働ネットワーク長岡 事務局 阿部巧

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