生き方を工夫してみた話 | 福田洋介 | 今日どう?通信

[きょうどう?通信]

生き方を工夫してみた話

私はこの春、町内会長として2年の任期を満了し、一つの節目を迎えました。
町内会という、未経験の分野での役を任されたことや、それ以外の社会生活でもさまざまな変化があり、この数年で心境や考え方にも変化がありましたので、少し振り返りたいと思います。

もともと私の生活は、仕事(会社)と家庭でできていました。今考えると不思議ですが、それらをオンとオフといったように両極にあるものと考えていました。しかしその両立に固執したことが、体調を崩す結果を招いてしまいました。
自分の中でその2つの存在が大きくなりすぎていたのだと思います。
私は趣味でも仕事でも、のめり込みやすい特性があります。それがひどいと身体を壊すまで不調に気付かないことになってしまいます。

私はカウンセリングを受け、自分を見つめ直し、生活スタイルを工夫してみることにしました。
例えば週5日制で働かず、間に1日別のことを入れるということです。今は市民協働センターの職員とデザイナーとしての個人事業を兼務しています。加えて、この2年間は町内会長も務めました。もちろん家族の一員としての役割もあります。
「色々とあって大変では?」と感じる方もいるかも知れません。しかし私にとっては、立場を多く分散させることが、それぞれにかかるストレスを減らすことに繋がりました。

コロナ禍で、自身の生き方を見つめ直す人が増えているようです。
私はひと足先に生きづらさを実感したことで、今の社会の不安や心配に対して、多くの共感を覚えることになりました。
今何か悩みを抱えている人は、思い切って誰かに相談したり、カウンセリングを受けたりしてみてはどうでしょうか。
新しい価値観や考え方に気付けるかも知れません。

文・NPO法人市民協働ネットワーク長岡 事務局
  福田 洋介

◆―――――――――― ◆

「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。

感想など、お気軽にコメントなどでお寄せ下さい。