想いが重なる部分を探る | 田中佳苗 | 今日どう?通信

7月8日、市民協働センター主催で「ながおか暮らしの編集会議」を開催しました。
都市部からみた長岡の魅力はどんなところにあるのか、関係人口を作っていくためにはどんな取り組みが必要なのか、そんなことを考えるきっかけになればと企画した講座です。
(詳しい内容は今後、当日ライブ配信していた動画の後日視聴ができるようになりますので、ぜひご視聴ください。)

多様な立場の方にご登壇いただき、都市部と地方(長岡)の暮らしのギャップ、外からみた長岡のウリはどこかなどをテーマにパネルディスカッションを行いました。
同じテーマでも立場によって意識している課題や解決策に違いがありますが、その違いがあればあるほど、地域の中にさまざま課題に取り組める組織が多く、解決できる課題もたくさんあると考えています。
異なる立場や主張が違う組織同士が協働を進めていくことは大変ですが、それでも、“長岡”をキーワードに、想いが重なる部分が、長岡で活動する団体、企業、行政には必ずあるはずです。

今回の「ながおか暮らしの編集会議」では、その想いが重なる部分がどこなのか、探すきっかけにもなったと思っています。

また、これまでにはなかった取り組みとして、託児サービス・手話通訳対応を取り入れました。
手話通訳を通して登壇者の言葉を理解する、というところを初めて見た方も多かったと思います。
講座に参加した方から「手話通訳を初めてみて、こういう形で取り入れることを実践したいと思った」と話してくださった方々がいらっしゃいました。

多様な人が同じ場にいるからこそ、気づくこと、感じることがあります。
これからも多様な人たちが集い、想いを共有できる場を継続的につくっていきたいと思います。

文・NPO法人市民協働ネットワーク長岡 事務局 田中佳苗 

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「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。
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