友好都市提携と協働の関係 | 志渡澤美沙 | 今日どう?通信

私が以前住んでいた長岡市川口地域は、東京都狛江市と「ふるさと友好都市」を提携し今年でなんと35周年を迎えました。合併前の旧川口町時代から交流関係が続いており、コロナ禍で交流ができない期間があったものの、今年から交流が再開されたように感じます。

2022年7月に長岡市川口地域で開催された川口まつりでは、狛江市の音楽系の市民団体2団体がステージに登場。お祭りを盛り上げてくださいました。そして同じ年の11月に狛江市で開催された「狛江市民まつり」には、川口地域から音楽系の市民団体2団体がステージ出演を行い、地元企業2社が物販ブースを出店しました。実は私も、市民団体の1員として狛江市に行ってきました!

こちらは物販ブースの様子です。左奥がいろり茶屋火処さん、右手前があぐりの里さん。どちらも「まちの駅」としての一面ももつ地元の企業さんです。越後川口産のお餅や笹団子、そして鮎の塩焼きは大好評で、お昼頃には長蛇の列ができていました。

そして私が所属する団体K-FRIENDSの出演。ふるさと友好都市である川口地域をしっかりとPRしてきました!

そして私たちの出演の後は、川口地域の音楽を支えるKAWAROCKさんのステージ。

(遠目からの写真で申し訳ないです…)

狛江市民の方々から温かい拍手をたくさんいただき、狛江市遠征は無事終了しました。

お互いの都市の市民が行き来し交流すること。実はその交流を実現するための土台に、川口地域内での協働があります。今回のお話を頂いたのは、なんと半年以上前。コロナ禍で出演がどうなるか分からない状況の中、地元企業・団体への声掛け、準備、狛江市との調整を行ってくださった川口支所(行政)と、その呼びかけに答える川口地域の企業・市民団体の協力関係があってこそ、今回の交流が実現できたのだと思います。

お互いの都市の行政が決めた友好都市提携に市民が置いてけぼりにならず、「狛江のために」「川口のために」と市民が協力を惜しまないことは、決して当たり前ではないと思います。行政と市民が対話し続けてきたからこそ、県外の都市との継続的な交流ができているのだと感じた出来事でした。

文 市民協働ネットワーク長岡 事務局 志渡澤美沙

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「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。
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