【開催報告】いきもの探検隊×SDGs 田んぼの生き物観察会
子どもたちが、SDGsと自然環境について学んだ体験活動
ながおか市民協働センターを運営する「NPO法人市民協働ネットワーク長岡」が、長岡市環境部環境政策課様の委託を受け、企画・運営している「SDGs体験講座」。
第2弾では、特定非営利活動法人 越の里山倶楽部様にご協力いただき、SDGsの目標15番「陸の豊さも守ろう」をテーマとした「田んぼの生き物観察会」を開催しました!
田んぼの生き物観察会は、
①道草ハイキング
②田んぼの生き物調査
③生物の多様性とSDGsについて
という流れで行いました。
道草ハイキング
6月26日(日)、国営越後丘陵公園 里山フィールドに集まり、アイスブレイクを兼ねて道草ハイキングをしました。
今日の元気具合を体で表現!心も身体もリラックスして、いざ田んぼへ向けて出発!
田んぼに行く道中にも、たくさんの植物や生き物がいます。一つ一つ丁寧にガイドをして頂きました。
田んぼの生き物調査
田んぼに到着!
田んぼに入る前に「田んぼに生息する生き物ビンゴカード」が配られました。
どれだけの多様な生き物が見つけられるかな?
田んぼに入る前に、ビンゴカードでこの田んぼで見つけられそうな生き物を予想しました。
その後、生き物をつかまえるための道具の説明などを聞き、生き物観察会がスタートしました!
参加した子供たちは、生き生きとした目で水辺を調査。「カエルがいたよ~!」「なんだこれ?初めて見る生き物だ!」「こっちにめだかもいるよ~」など、あちらこちらから楽しそうな声が飛び交っていました。
各々が捕まえた生き物を集めてみんなで観察!
さて、ビンゴカードで予想した生き物は捕まえられたかな?
生き物の多様性とSDGsについて
今回は、生き物を捕まえるだけはなく、捕まえた生き物の生態を説明し、その多様性を学びました。
捕まえた生き物を下から覗いたりしながら、生態などの解説を聞きました。
里山フィールドでは、在来種保護をするために管理されています。ビンゴカードも見ながら、在来種と外来種についてを学びました。
人・自然・生き物などが描かれたカードを参加者一人一人に配役。「水があるから川ができる」「川があるからメダカがいる」「メダカの隠れるところに水草がある」などストーリーに基づきながらそれぞれがつながりを持っていることを糸で表しました。
ある1つの生態がいなくなると、その糸が次々と切れてしまい、持続可能な生態系のバランスが崩れることを体で感じて学びました。
生き物を通して見えたSDGsのカタチ。
最後はみんなで記念撮影をしました!
アンケートには、
・同じ種の生き物も違うから、地域をまたぐと「遺伝子汚染」だということを初めて知り、気をつけようと思いました。農薬など使っていない水田も貴重なんだなと、今まで気づいていなかったです。
・子どもたちがあみをつかって夢中になって生き物を探していました。めずらしい生き物にふれることができ、とてもよい体験ができました。
・ひもで多様性の体験をしたりできたので、良くわかりました。楽しかった。
などといった声を頂きました。
田んぼの生き物からSDGsを学び、子どもたちも知識が増え、意識が変わるきっかけになった様子でした。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!