酒蔵に音楽が響くSanDOコンサートのこと|西脇美智子|今日どう?通信

 2011年の1月にスタートしたSanDoコンサートは来年記念すべき200回を迎える。

 月一回を重ねて15年を超えることになる。守ったことはただ一つ、毎月第三土曜日の開催ということ。三土がSanDo。会場の工事のための休演はあったが、コロナ禍においても休演はほぼなかった。

 一企業が企画運営した事業を、地域の音楽家に委託し、今日まで継続できたこだわり、特徴を振り返ってみる。

  1. 「毎月第三土曜日」が生んだ音楽の週間

「特別な日に聴きに行く」コンサートではなく「毎月第三土曜日に聴く」。

  1. 入場料1,000円(当日1,200円、回数券800円)という料金

コンサートホールではないエントランスホールという出入りの容易さが敷居を下げ間口を広げている。

  1. プログラムの多彩な展開

室内楽から、ピアノ、声楽、邦楽、合唱、オルガン、フルート、ジャズなどと多彩

  1. 特筆すべき環境

床暖房の入った石畳、コンクリートの壁面に囲まれ残響は6秒を超える。風除室にはイサムノグチの石の作品三点が出迎え、約90m先には直立のステンドグラスとしては世界一らしいステンドグラスが出迎えてくれる。

そして、オルガンとスタインウェイのピアノが常設されている。

  1. ここは酒蔵

何より大きな特徴はここが酒蔵だということ。コンサートの途中に瓶詰工場のラインでお酒が詰められていたこともあった。

 そして今、毎月100名ほどのお客様が来場くださり、来年9月には200回を迎える予定だ。それは、一つの演奏会の記念であると同時に「地域に音楽文化を根付かせる」という挑戦が実を結ぶ瞬間であり、さらに成長するための通過点でありたいものだ。

余談ではあるが、この記録をなんとかギネスに登録申請できないものかと妄想している。お知恵のある方のご享受を賜わりたいもの。

文・NPO 法人市民協働ネットワーク長岡 理事 西脇 美智子

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