市民協働ネットワーク長岡のトリセツ | 山岸豊後 | 今日どう?通信

ながらく関わってきたNPO法人を清算しようと思いました。

若かりし頃に私が設立の段取りをした経緯があり、精算も私だよな・・・と考え始めました。

法律に基づき法務局に登記されている法人ですから、「やーめた」宣言だけでというわけには行かず、あれこれ思い悩んでいました。ふと相談相手が目の前にいることに気がつきました。

そうです、こんな時こそ「市民協働ネットワーク長岡」です!

進めていく中で清算の方向(合併or清算)や手順、残余財産の帰属先など様々な情報を聞くことができ、残余財産も清算した法人の名を付けた冠基金として受け入れてもらい、資金が必要な団体への寄付原資として活用いただけることになりました。

1995年に長岡市立養護学校(現、総合支援学校)が開校し、翌年には父親の会として、けやきの会という団体ができました。当時は中学部を卒業した後に、障がいを持つ子を受け入れてくれる施設が少ない社会環境でした。PTAのことは母親に任せて、オヤジ達は卒業後の問題に取り組もうとして立ち上がりました。

 行政や福祉団体に施設整備を要望するも実現のめどが立たず、オヤジ達は無謀にもバザーや寄付で資金を集めながら民家を改造し、自前の障がい者施設、夢ハウスけやきの家を開所し、NPO法人夢ハウスけやきの家を設立しました。

 大手通りホコ天に「綿あめぷーさん」が出没したのも資金づくりとPRがきっかけでした。

その後、法律が整備されて障がい者施設が増加し、卒業後の進路も選択肢が増えてめでたしめでたしとなりました。

一方でめでたくないのは夢ハウスけやきの家の運営でした。卒業後の心配が減った分、保護者の参加が急速に低下して行きました。元々財政的には赤字になって当たり前の施設でしたから、2011年に財務基盤が整っている社会福祉法人に施設を譲渡しました。

その後は2014年に設立された総合支援学校後援会のサポート活動をひっそりと続けていましたが、わずか20年余りで環境は大きく変化してきました。

すべてとは言いませんが市民活動にも同じことが言えて、環境変化により単独で活動が困難になることが見えた時には他団体との連携提携や方向転換、あるいは役割を終えたと思われる場合には、思い切って関係者やメンバーに迷惑がかからないないようにクロージングする決断も必要だと思います。

そんな時には「市民協働ネットワーク長岡」に相談すると良い知恵が出るかもしれません。

文・NPO法人市民協働ネットワーク長岡 理事 山岸豊後
(元「NPO法人夢ハウスけやきの家)清算人」

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「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。

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