常識ある熱さよりも、良識ある温かさを | 本間和也 | 今日どう?通信

今日どう?通信で理事のみなさんや事務局のスタッフが真面目かつユーモアたっぷりの投稿をされています。私も、その路線に沿って、仕事(本業)の話から協働についてちょっぴり考えてみます。

私は、社会福祉法人長岡市社会福祉協議会という民間の社会福祉法人に勤務しております。社会福祉協議会(以下、社協)は、社会福祉法に定められている団体として、全国の市区町村、都道府県、中央にそれぞれ設置されています。社協は法的に地域福祉の推進を図ることを目的とする団体として、行政、専門機関、市民をつなげる重要な役割があり、必然的に連携・協働が不可欠であります。

また、全国で活動する社協職員は、約12万人にもなります。私も全国各地の社協職員とのネットワークを最大限に活かしつつ、日々活動に励んでいます。

さて、社協職員の中でも関西地方の2府4県の社協職員は、1994年1月に「関西社協コミュニティワーカー協会」(以下、関コミュ)を設立し、自分たちの学びの場やネットワークを構築する場として、自主的に活動を行っています。

ある日のこと、その関コミュの会員でもある某県の社協の職員から電話をいただきました。

関コミュは年に1回全国大会も行われ、今年度で20回目を迎えます。そこで、全国の社協職員に向け、エナジー(源)が感じられる熱いコトバを添えてカレンダーを作りたいので、ぜひ協力いただきたいとのことでありました。

関西には関係ない新潟の社協職員によく声かけをしてくれたと思っています。

私も二つ返事でOKをしました。その際のコトバとして出したのは、「常識ある熱さよりも、良識ある温かさを」です。

社協職員はヤル気に満ち溢れて即実行、地域に出向けば自分の理想に近づけようと“熱く”なる者が多い。しかし、相手の心情を考えることなく、一方的に自分の価値観を押し付けてはならない。我々は地域住民及び支援者に対し、その場に応じた良識ある温かさで接したい…。

みなさんから見れば、当たり前のことを述べているに過ぎず、極めて基本的なことと思われます。しかし、社協職員のみではなく、協働や連携を行わなければならない組織の従事者は、案外できていないと思います。私はこれまでの間、地域での福祉の仕組みづくりや災害現場を数多く経験しましたが、行動や言動に対し、理解し難い人がいたことも事実です。

でも、私も若かりし頃(今でも若いのですが)同じような失敗をしていたのかもしれません。このコトバを自身に対しても常に言い聞かせ、社協活動に邁進していこうと思います。

文・NPO法人市民協働ネットワーク長岡 理事 本間和也

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「今日どう?通信」はNPO法人市民協働ネットワーク長岡の事務局・理事その他関係者が、市民協働をテーマに日ごろ感じたこと、気づいたことをしたためるリレーエッセイ・コラムです。
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